自然は先生。子どもだけでなく、大人にもいろんなことを教えてくれます。どんな都会でも、公園にはすてきな自然がいっぱいです。子どもと一緒に探検隊気分で、野遊びをしてみませんか?

公園には植え込みだけでなく、地面や水たまり、虫たちとさまざまな自然があります。ここに注目して、遊んでみませんか?遊び方は簡単かつ大人も楽しく取り組めます。
あなたが隊長、お子さんが隊員になって「丸いものを持ってきて」など、子どもに“ミッション(指令)”を出します。そして子どもがミッションをクリアしたら思いっきりホメてあげましょう。ちょっとしたお菓子や、100円ショップで買えるシールを手帳に貼ってあげるなどご褒美をあげてもいいでしょう。ママやパパにたくさん褒めてもらえることで、子どもは「もっとやりたい!」気持ちになり、親子の絆も深まりますよ。
いろんな野遊びを教えて、なかちゃん!
野遊び歴40年以上の達人・中山康夫さんに聞きました!
※それぞれの公園で定められている利用規約を守って、楽しく遊びましょう。
同じ色のものを探そう♪
【基本的なルール】
・6色に塗り分けたサイコロを転がして、公園内にある同じ色のものを持ってこよう!という遊びです。
・持ってこれないものは、見に行きましょう。
・乳幼児は字がまだ読めないので、色やカタチでミッションを出します。
【用意するもの】
カラーサイコロ
・下のように牛乳パックを切って組み合わせ、折り紙を貼るだけで完成です。

木の表情をつくろう♪
【遊び方】
・まず、お気に入りの木に名前を付けてみましょう。例えば、トニーという名前にしましょう。
・トニーは今、どんな気分かな?みんなに会えて喜んでいるかな?木のトニーの気持ちを想像しながら、写真のように公園に落ちている葉や、あるいはお家で作ってきたもので顔を作っていきます。
・貼る時は布や紙の粘着テープを小さく輪にしたものを裏に貼って、木を痛めないように気をつけてください。
【用意するもの】
布や紙の粘着テープ
・図のように小さく輪にして、即席の両面テープをつくります。
見ないで触って探してこよう
【遊び方】
・みんな大好き、盛り上がること間違いなし!
・黒い袋の中に公園で見つけられる石や木の実などの何かを入れて、決して見ないで、触った感触だけで同じものを公園で探してもらいましょう!ちょっとドキドキしながら、袋に手を入れる瞬間の子どもたちの表情にご注目!探してきたら、ひとつひとつゆっくりと自然物を取り出して、答え合わせをしましょう。
【用意するもの】
中が見えない袋(巾着袋や黒いビニール袋)

何のカタチか教えてね♪
【遊び方】
・レジャーシートなどにごろんと寝転がってお空を見ましょう。木の枝や葉っぱのすきまを通していろいろな形が見えるはず。それをどんなものに見えたのか、教えてもらいましょう。
・同様に、雲のカタチが何に見えるか?でもできます。
【用意するもの】
レジャーシート


「自然が先生。私の仕事は、子どもたちが素晴らしい自然から気づきを得るためのきっかけづくりをしてあげること。」と言い切る中山さん。まだ環境教育の概念がなかった1975年から、子どもたちの自然とのふれあいや野遊びを通じて、独自の啓発啓蒙活動を40年以上も続けてこられた達人です。 『絵本 ねっころがったら(萌文社)』、『野あそびいっぱい植物編(萌文社)』、『ビンゴで野あそび』など著書も多数。Eテレ「すくすく子育て 親子の外遊び術」などテレビにも多数出演し、野あそびの達人として全国を飛び回り、講演や指導を行っていらっしゃいます。
ろぜっとわーくすWebサイト:http://www.vegasprings.com/rosetteworks/
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