野遊びで自然と触れ合えば、健全な脳がぐんぐん育つ!

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない、とはレイチェル・カーソンのセンス オブ ワンダーという本に書かれた言葉です。なぜ、6才未満の子どもたちは、身近な自然で五感を磨くことが大切なのでしょうか?それは脳の発育に深くかかわることなのです。引き続き、なかちゃんに聞きました。

野遊びで、よくある質問 ~ 楽しくおおらかに遊びましょう

Q:探すミッションはどこまで正解にしますか?

赤いものを探しましょう!というと、公園には正解がいっぱいあります。子どもは正解と肯定されることが喜びになり、自信へと変わっていきます。厳密に赤い色でなくても、なるべく正解の範囲は大きくしてあげてください。
年齢に応じて遊びは少しずつ発展していきます。最初は赤いものを探すだけで満足していた子が、ハードルを一段上げて「赤くて丸いものを探したい!」と自分から言い出したら成長した証拠ですよ。

野遊び
Q:探すミッションで間違っていた時はどう対応しますか?

子どもが間違える理由は、最初は言われたものを探していたのに、何かのきっかけで別のことに夢中になって、忘れてしまうことが多いです。でも、これも自然の中での立派な「気づき」ですからOKにしましょう。「ミッションはこうだったけど、すごいものを持ってきたね。発見したんだね。」とホメてあげましょう。

野遊び
Q:子どもの質問にはすぐに答えていいですか?

子どもはよく「これ、何?」と聞いてきます。でも、すぐに答えるのはがまんがまん。「何だろうね?○○ちゃんは、これをどう思う?」と、子どもが何を感じているかを表現させましょう。「キレイ!」などの言葉が返ってきたら、それでOK。スマホがあればアプリなども活用して、すぐに調べてあげましょう。

なかちゃんに聞いてみよう!

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なぜ、身近な自然で五感を磨くことが大事なのですか?

人間の子どもの脳は非常に未熟な状態で生まれ、4~5才ごろまでに大人の90%くらいまで成長します。その成長の源は五感から受ける刺激です。たくさんの刺激を受ければ受けるほど、いろんな情報を受け止めることができる健全な、またはすこやかな脳が育つのです。

屋外、特に自然の中には子どもの五感を刺激するものが無限にあります。自然の中で心身を動かし、遊ぶことで、いろんなものを「知る」のではなく、「感じる」ことで健全な頭と身体が育っていくのです。

野遊び

幼稚園や保育園に通うぐらいの未就学児では字を読める子は少ないです。代わりに、色や形、時には匂いや触った感じを伝えて遊ぶことで、より豊かな五感を磨く体験ができます。
それも遠出するのではなく、ご自宅から歩いて行ける身近な公園なら、季節に合わせてたくさん遊ぶことができますよね。

また、外遊びというと晴れた日にするものというイメージがありますが、雨の日にしかできない“五感磨き”もあります。例えば、地上に落ちる雨の音や雨の波紋の広がり、水たまりやぬかるみに足を踏み込んだ時の感触、などなど。葉の裏側をのぞくと、意外な発見もありますよ。子どもたちは長ぐつをはいて水たまりに入り、「ピシャピシャ」と音をたてることが大好きです。

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繰り返しになりますが、野遊びで大切なことは「知る」ことよりも、子ども自ら「感じて気づく」こと。付き添ってあげるママやパパは、教えるのではなく子どもの遊び相手として「呼びかけ」をしてあげてください。「呼びかけ」はイコール“きっかけづくり”や動機づけ“です。”

遊びのレシピではこの「呼びかけ」を“ミッション”と表現しましたが、これがクリアできたら思いっきりホメてあげてくださいね。

公園で野遊びする時のご注意

以下のようなことに気を付けて野遊びをお楽しみください。

野遊び①公園のルールにしたがって遊んでください。
ほとんどの公園には、植栽されている木や咲いている花、虫や木の実、石などを持って帰ってはいけないなどのルールがあります。遊ぼうとする公園のルールはご自身でご確認いただき、これを守っていただくようお願いします。
②ケガやかぶれの予防をしてください。
・野遊びする時は、できるだけ長袖、長ズボンの着用をお勧めします。
・公園にもともと植えられている植物はかぶれることがないように配慮されていますが、風などで種が飛んできて成長する植物は、この限りではないので注意してください。
③木の葉などは口にしない。
・木の葉や茎、根、花などは、子どもも大人も決して口にしないでください。身近にある植物でも、食べると猛毒になる種類はたくさんあります。例:キョウチクトウ、スズラン、ヒガンバナなど
④ハチがいたらその場で動かないこと。
・ハチがいたらガマンして、ハチがいなくなるまでその場でじっとしていてください。ハチを手などではらうと、ハチは攻撃されたと思い、刺されることがあります。
・またハチの巣があった場合は触ったり、壊したりせずにそっとしておきましょう。くれぐれも近くに寄らないで、急いで離れて、公園の管理者に直ちに連絡しましょう。
⑤むやみに生き物に触らないこと。
・ハチ以外にも野外にはマムシやヤマカガシなどの毒ヘビ、外来種で危険なセアカゴケグモなどの毒グモ、触ると危険なケムシやムカデなども生息していますので、子どもがむやみに生き物に触らないように気を配りましょう。
⑥遊んだあとは手洗いをしっかりと。
・野遊びでいろんなものを触ると手にばい菌が付くことがあります。遊び終わったら、石鹸で手を洗いましょう。手のひらや甲だけでなく、指の間や手首もしっかり洗いましょう。
⑦季節によっては熱中症から身を守りましょう。
・公園で遊ぶ時には強い日射しから身を守るために、できれば首すじを隠せる帽子を着用し、水の入った水筒などを持参して、こまめに水分補給をして熱中症を予防しましょう。