ちょっとした道具でアートになる!スーパー砂遊び

ホームセンターや100均ショップなどで手軽に手に入る道具を使えば単なる砂遊びもアートに。年長さんの子どもぐらいなら道具を使いこなし、自由に、空想を広げるがままにさまざまな世界を表現していきます。ぜひ、試してみませんか?

用意するもの
砂遊び   砂遊び   砂遊び 

STEP5:いろいろな道具を使って砂の造形に挑戦する

年長の子どもなら道具の使い方には大分慣れているので、その力を用いながら想像性豊かな造形に挑戦することができます。もし、子どもがお城を作ったとしたら、そこにはどんな王様が住んでいて、どんな風に暮らしているかなど、いろんな物語がそこに込められているかも知れません。

砂遊び
【ここに注目!】笠間先生はこんな遊び方も紹介してくれました
木ごてを使ってシャベルのように砂を掘り、砂を集めて固めたり、砂の表面を滑らかにしたり。また、底をくり抜いたバケツをひっくり返して置き、上から少しずつ砂を入れて、しっかり固めると大きな塔ができました。(木ごてがなくても、かまぼこ板などの板状のもの、牛乳パックに砂をつめたものなどで挑戦してみてください)

砂遊び

(左)木ごてを使って階段づくり (右)底をくり抜いたバケツで塔づくり

砂遊びをする子どもたちの姿や表情を楽しみましょう

砂場では子どもたちの表情にご注目

「砂遊び」は子どもの成長と共に進化することがよく分かりました。
笠間先生 そうですね。1才4か月くらいの幼い子でも、砂山の上に立つと達成感でニコッと笑います。子どもは日々成長していくもので、遊び方や道具の使い方、他の子とのコミュニケーションの取り方を見ていると、いろんな段階や違いがあることに気が付くはずです。また、私もある保育園の先生から教わりましたが、子どもが何かをしているとき、その子の手先だけを見るのではなく、ときどき表情のほうに注目してみてください。手先を見ていると、どうしても「そうじゃないよ」と手を出したくなります。でも、子どもの顔を見ると、その子がどれだけ集中しているか、楽しんでいるか、その真剣な表情を見れば子どもの思いや遊びの楽しさをもっと理解できるでしょう。
砂遊び

自由な遊びこそが子どもを伸ばす

子どもの成長に関わるなら積極的に砂遊びをさせたいですね。
笠間先生 ただし、是非注意しておきたいことがあります。確かに砂遊びは身体的な能力の向上とか、言葉や感情が豊かになるとか、いろんな可能性があることは事実ですが、そのために砂遊びをやるというのは違います。遊びを通じて何かを教え込もうとするのではなく、遊びは遊びとして自由に子どもが楽しむことこそ重要です。

特に砂場に限らず、公園での遊びは子ども自身が何かに興味を持ち、昨日できなかったことを今日も挑戦してみてどこまでできるか、子ども自身が感じたり、見つけたりしながら達成していくところに成長があるのです。

ですから、子どもと一緒になって楽しむ気持ちを持って子どもの様子を見守り、また、大人も楽しそうに遊べば、子どもも興味を持ち始め、自然と親子のコミュニケーションが生まれると思います。決して無理にほめようとしたり、何か声かけをしようとして、子どもが遊んでいるそばで身構える必要はありません。ましてや無理強いはだめです。

砂遊び

大人も楽しめる砂遊びは道具が重要

なるほど、大人も童心に戻って楽しめばいいのですね。
笠間先生 砂場では、一般的な砂遊び道具もいいですが、あまり固定観念にとらわれず、大人も真剣に考えるような遊びができると面白いです。例えば野球のボールがひとつあれば、砂山をつくり、その頂上からボールをころがすコースを子どもと一緒に作ってみるのも楽しいです。このカーブはボールが飛び出してしまうから壁を作ろうかとか、もう少し坂をゆるやかにしようなどと、子どもと相談しながらやっていると小学生でも楽しめますよね。フラフープのようなものを砂場に置いて囲われたスペースを作り、「はい、ここは○○ちゃんの場所だよ」と言うだけで、その子にとって特別なスペースになってしまうんです。そこは、トイレになったりお風呂になったり。また好きな模様を描いたり、動物のミニチュアを持って来ればミニ動物園にもなるでしょうし、使い古したフライパンやお鍋があれば小さなお台所にもなるでしょうね。本当にちょっとした道具で世界観ががらりと変わるんですよ。
砂遊び
笠間先生、ありがとうございました!
公園で砂遊びする時のご注意

以下のようなことに気を付けて砂遊びをお楽しみください。

砂遊び①公園のきまりを守って遊んでください。
公園には利用規約があります。公園内に掲げられていればよく読み、利用規約を守って遊んでいただくようお願いします。

②遊んだあとは、砂をきちんと払い落し、手洗いやうがいをしっかりと。
遊び終わったら、衣服についた砂を子どもと一緒に払い落とし、石鹸で手を洗いましょう。手のひらや甲だけでなく、指の間や手首もしっかりと。大人もいっしょにすることで、「衛生」への注意力が育ちます。

③季節によっては熱中症から身を守りましょう。
公園で遊ぶ時には強い日射しから身を守るために、できれば首すじを隠せる帽子を着用し、水の入った水筒などを持参して、こまめに水分補給をして熱中症を予防しましょう。