靭公園 ~ 子どもも大人も癒される!見渡す限りのバラ園(大阪府大阪市)

大阪人しかちゃんと読めない?豊臣秀吉が名付けたといわれる「靭(うつぼ)」公園。大阪市民の憩いの場として園内には噴水やバラ園のほか、遊具施設も設けられ、平日・休日問わずたくさんの人々で賑わいます。また、あの大坂なおみ選手が小さい時に練習したという靭テニスセンターもあり、国内外からジュニアのトップ選手が集まる「世界スーパージュニアテニス選手権大会」の開催地としても知られています。園内は東西に分かれていますが、今回は噴水やバラ園などがある東園を中心にご紹介します。

バラ園

豊富な種類のバラに囲まれて親子で散歩。その美しさに日頃の疲れまで癒やされます

・年齢別おすすめ度
【1~3才】バラを眺めながらお散歩しましょう。
【3~6才】迷路のように入り組んだバラ園を散歩しよう。
【6~12才】どんな種類のバラがあるか調べてみよう。

5月上旬〜6月上旬、そして10月上旬〜下旬に年2回楽しめるバラ園。豊富な種類のバラと一緒に、2006年に大阪市で開催された世界バラ大会の記念モニュメントも点在しています。また、公園内の電灯をよく見ると、そこにはバラのシンボルが刻まれていました。

お散歩しながら、「ピンク!白!」など見つけたバラの色を叫ぶ3歳の息子。木のトンネルを駆け抜けたり、バラの花に顔を近づけて嬉しそうに笑ったりしていました。

園内の水場では、裸足になって水遊びする子どもの姿が。平日にも関わらず、家族連れでピクニックを楽しむ方もたくさんいました。

東園の中心部には、なんだか不思議な銅像が。なんと洋服が着色されており、まるで本物の人かと見間違うような佇まいでした。暗がりで見たら、ちょっと驚いてしまいそう。しかしよく見れば、楽しそうな心温まる家族の姿です。

遊具コーナー

夏でも快適に遊べそうな木陰の公園は、小さいながら工夫がいっぱい

・年齢別おすすめ度
【1~3才】遊具より砂場などで遊ぶと安心です。
【3~6才】砂場や揺れる乗り物型遊具で遊べます。複合遊具は手を引いてあげましょう。
【6~12才】遊具を使って思い切り遊べます。

すべり台は2種類あり、大きい方は傾斜が急なので思いのほかスピードが出ます。周辺にはボルダリング感覚で歩ける場所や雲梯、平均台なども設けられていて、小さいながら全身を使って遊べます。

砂場やブランコなどの定番遊具もあります。砂場は周囲が柵で囲まれているので、猫や犬などが入れず衛生的です。

飛行機と自動車の形をした乗り物型遊具は、とてもカラフル。小さな子でも、ゆらゆら揺らして遊べます。乗るときは保護者がサポートしてあげましょう。

スペースは広くありませんが、子どもが遊ぶには十分です。複合遊具は6〜12歳対象となっていますが、手を引いてサポートしてあげれば問題なく遊べました。でも3歳の息子にとって、一番のお気に入りは乗り物型遊具だったようです。

ここが楽しかった!おすすめポイント

ビルが立ち並ぶ都会の中、緑にあふれたオアシス的存在の公園。バラの花を眺めながらお散歩していると、なんだか穏やかな気持になってきます。「子どもにバラは退屈かな?」と思いましたが、予想に反して興味津々。むしろ、私の手を引いて駆け回るほどです。遊具での遊びと、自然を感じられる癒やしの時間、両方を楽しめました。

 

公園情報
靭公園

靱公園(うつぼこうえん)へ行くには西園なら地下鉄中央線もしくは千日前線「阿波座駅」が、東園なら地下鉄中央線もしくは四ツ橋線「本町駅」が最寄駅になります。東西に細長い公園なので、使い分けると便利かも。

公園の周辺にはおしゃれなカフェやパン屋さんがあるので、天気のいい日はテイクアウトしてピクニックランチがおススメです。週末はもちろん、平日のお昼休みも近くで働く人たちで賑わいます。まさに都会の中の憩いの場ですね。

今回ご紹介した東園では、バラが見ごろの季節にイベントがあります。5月中旬にはコンサートなども開かれる「バラ祭」があり、10月中旬~下旬の「花と彫刻展」ではバラ園やケヤキ並木沿いに彫刻が展示されます。こうしたイベント目当てで訪れるのも楽しいですよ。

住所:大阪府大阪市西区靱本町
アクセス:大阪市営地下鉄中央線・四ツ橋線「本町駅」下車、徒歩約10分
大阪市営地下鉄中央線・千日前線「阿波座駅」下車、徒歩約5分
主な施設:東園(靱庭球場、ケヤキ並木、バラ園、遊具コーナー、お手洗い)、西園(靱テニスセンター、遊戯広場、サルスベリの森、レストラン、お手洗い)
公式サイト:大阪市花と緑の情報サイト (靭公園)